「考えるとはどういうことか」- 梶谷 真司(著)

東京大学教授梶谷真司先生が出版した一般向け書籍。

哲学が専門の梶谷先生だが、この本はいわゆる哲学書ではなく、「考える」ことを平易に、そして実例をまじえながら説明している。
対話することにより思考を深める。
そして、その実践からは、語り考えることの自由を身体的にも感じることができる。

対話することで人類の英知は培われてきたが、成果や効率に囚われすぎて、常識や規範、場の空気などに縛られ、時間や手間のかかる方法、つまり自由を脇に追いやってしまっているのが現代ではないか。
対話にはいくつかの留意点があるが、それは本書に詳しく書かれているので、ぜひ参考にして職場などで実践していただきたい。